山にいけないモヤモヤ

 今週末は本当は滝谷へ行く計画だった。昨年も2回ほど計画し1回は天候のため流れ、2回目は骨折のため流れた。今年も先週計画を立てていたが、2月にバットレスに行った際にパートナーが凍傷になり流れた。そもそも天気も悪かった。今回は都度4回目の計画だ。だが流れた。

 流れた理由としたは主に以下の点

 ①3/17および18-19で長野県付近で真冬並みの降雪量が多かった。そのため雪崩リスクおよびラッセルによる敗退の可能性がある。

 ②アタック当日および予備日の風が風速20m/hを超えるため登攀が厳しいかもしれない。

 だがこれらは事前の予測・予報・予想に基づくもので現実的にどうなるかはわからない。ただ敗退の可能性が高いという予想は立てられる。

 とはいえ現地に行ってみないとわからないという思いもある。というのも

 ①降雪量はあったが、そこから好天が2日あり雪は落ち着いている可能性がある。またラッセルに関しては中1日を休んで世の中的には4連休にしている人も多くおり、人気の山域である槍ヶ岳には入山者がそれなりにおりトレースが期待できる可能性がある。

 ②予報の風速は20m/hであるが歩くまでも稜線の者であり登攀中はそこまでかもしれない。

 行ってみないと判断つかないというものだ。ただこれらを一歩引いた目で見てみると確証バイアスとも見えるので本当に客観的にとらえられているかはわからない。

 以上のような経緯で中止(見送り)となったが、「もしかしたら行けたかも」という淡い期待があり後ろ髪が引かれる。それによるモヤモヤが頭から離れない。さらにSNSではみんな(?)楽しそうな山行をしており、「なんで自分だけ」という思いがある。

 ここからは自分を慰めるための時間だ。

「もしかしたら行けるかも」 →客観的に見たらいけないだろう

「みんな楽しそう」 →楽しそうな人が挙げているだけ、敗退した人もたくさんいるだろう

「滝谷と縁がないのかも」  →まだ2年目だし、長い山人生をみるといくらでも機会があるだろう。それに冬の滝谷とかは人生で1回、行っても数回とかの山行だし焦る必要はない

「滝谷行きたかったな」  →代わりに行くことになった名張もすごくいい岩場だ。

「今後の山との付き合い方どうしよう」  →今まで通りやりたいことをやればいい

「この程度で計画中止にするなんて俺は意思が弱い」  →強くある必要なんてない。趣味でやっているだけだ。限りある時間だ、登れない山よりも楽しいクライミングをしようぜ。

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