It’s a My Project

 最初に流れ星をトライに行ったときにきれいなクラックあるなーと思っていた.下から見る分には上までつながっているように見えた.

 流れ星が終わって写真や動画を見返しているとドローンでとってもらったやつで件のクラックがよく見えた.画質は悪いが上まで一筋番っていた.

 それから気になって岩と雪90,129などを見返すとどうやらうらぎりものクラックでもないし,名前もないし未登の可能性が高そうだとわかった.

 頭から離れない.まだ流れ星を登れていないサトーくんに連絡をして5/24再び涸沢1峰へ.

 フィックスを張り例のクラックを見てみるとつながっていると思えたところは確かにクラックらしきものはあるが完全に4mほど閉じており全く可能性を見いだせない.どうしたものかと考えていると右にトラバースしてたどり着くクラックはどうやら登れそうだということが分かった.おそらくうらぎり者クラックの上部にあたるラインだ.全くの未踏というわけではない証にリングボルトが1本だけ打ってあった.

 全体的にかなり脆く,上部はでっかい塊がぼろぼろと落ちる.とりあえず掃除をしてみると上部はともかく,下部のクラックはしっかりしており,それどころかかなりよい.クラックの中の土を除去して雑草の根をダイソーで買った鎌でほじる.2回ほどぶら下がって掃除をすると結構きれいになった.

 トップロープで試登をすると下部のクラックは傾斜もあって結構面白い.5.10cくらい.トラバースしてからのブランクゾーンは難しい.5.11cくらいか,場合によっては5.12あるかもしれない.何回かやってムーブはできたけど,再現性はまだ乏しい.最後は脆すぎて悩む.

 そのあともう一度ぶら下がりダイクをトラバースしてオリジナルラインに戻るラインも考える.こちらの方が岩は行く分かまし.ただ長くなって60mロープで降りられなさそうなのと,ロープの流れが気になる.トラバース前のノーハンドで立てるダイクを終了点とするのもありかもしれないなどとも考えた.

 うーん.いろいろ悩むけど,やっぱり上まで抜けるルートにしたい.でも直上のラインはさすがに脆すぎて危ないかもしれない.ということでダイクをトラバースしてオリジナルに戻るラインにしようかと考えている.ただ終了点は5mくらい下のテラスかな.

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