クライミングで限界を超えるのは簡単だ

「今日からきみは!!」で書こうと思ったけどうまくまとめられなかったのでこちらへ.


 小さい頃は自分の限界を超えることなんて簡単だと思っていた.孫悟空がスーパーサイヤ人になるように,あるいはゴンがゴンさんとなったように,はたまたルフィやナルト,浦飯幽助,茂野吾郎,幕ノ内一歩など少年漫画の主人公の多くがそうであるように..

 でも実際は超常的な力はもちろんのこと,自分の限界を超えた力を出すこと容易いことではない.そこまで自分を追い込むことができる人はごく一握りだし,仮に追い込んだとしても”いざ”というときに自分の力を出し切れないことの方が多い.

ほとんどの人は手前に線を引いているんだから。本当の自分の限界よりも……その一歩先の自分の可能性に気づかないまま―――ね。

H2(あだち充/小学館) 32巻 雨宮ひかり

 自分がクライミングをはじめてから地球が太陽の周りを5回ほど周ったある日,ふと思った.

「あれ?自分の限界超えてない?」


「グレードにとらわれたクライミングはよくない」

「クライミングは楽しむのが一番大切でグレードは二の次,三の次だ」

いつからかそんなことを口にするようになった.SNSでもグレード論争というのは常に起きている.

確かにグレードはただの数字に過ぎないし,あいまいだ.

だが他のどのスポーツをみてもこんなにもわかりやすく自分の限界が見えているものはない.

自分の限界を追い求めるクライミングを下っていいじゃないか.


その一手,そのグレード更新,すべてが限界を超えている.高度あるいはグレードという数値化することで自分の限界を測ることができるクライミングにおいては自分の限界を超えることはわかりやすい.そういう意味で簡単だと言える.だがそれ自身が簡単かというとそうではないのは知っての通りだ.

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